2026.08.14

解剖学を施術に落とし込みたいセラピスト必見!筋肉を触って理解するセラピストのためのパルペーション(触察)方法!~胸鎖乳突筋~

こんにちは。MTI(マッサージセラピー・インスティテュート)学長の國分利江子です。

今回は、頸部の代表的な筋肉である胸鎖乳突筋(SCM)を触って理解するパルペーション(触察)方法をご紹介します。解剖学的知識を実際の施術に活かしたいセラピストの皆さまに、ぜひお役立ていただければと思います。

ぜひ動画も併せてご覧ください。

胸骨頭の腱をパルペーションする

まず、胸骨柄に付着している胸骨頭を触ってみましょう。ここは非常にピンと張った感触があり、腱の部分にあたります。豚肉の解剖実習で触れた腱と同じように、シルキーで強い張りのある感触が特徴です。そこから少し柔らかさが出てくると、そこが筋肉(筋腹)の部分になります。

胸骨頭前面のラインを辿る

最初に触れたこの前側のラインを、指でそのまま辿ってみてください。前面から少し横方向に押すようにすると、胸骨頭の前面部分がはっきりと分かります。ラインをしっかりと辿ることができます。

胸骨頭と鎖骨頭のつながりをパルペーションする

次に、胸骨頭の後面を確認します。この辺りから、鎖骨頭とだんだん一体化していくのが分かります。鎖骨頭のくぼみから鎖骨頭の前側にかけて、指を引っ掛けるようにして探ってみましょう。頸部を軽く前屈させると、形状がより明確になります。後ろ側のラインも同様に辿ることができます。

胸骨頭と鎖骨頭の触感の違い

パルペーションをすると、胸骨頭は細くて丸みのある感触、鎖骨頭は幅が広く平たい感触というように、両者の違いがはっきりと分かります。

筋腹のパルペーション

SCMの筋腹に触れる際は、力を抜いた状態で触ると、非常に柔らかい感触があることが分かります。

まとめ

今回は、頸部の代表的な筋肉である胸鎖乳突筋(SCM)を、胸骨頭と鎖骨頭に分けてパルペーション(触察)する方法をご紹介しました。

腱の張りと筋腹の柔らかさの違いを指で感じ取りながら、前面・後面のラインをしっかりと辿ることが、正確なパルペーションの第一歩です。胸骨頭と鎖骨頭それぞれの触感の違いを意識しながら、繰り返し練習してみてください。

解剖学的知識とパルペーションの技術を組み合わせることで、施術の精度はさらに高まっていきます。


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