2026.06.26

しっかりと圧を届かせるエフルラージュ【脊柱起立筋群】

こんにちは。MTI(マッサージセラピー・インスティテュート)学長の國分利江子です。

今回は、脊柱起立筋群に対してしっかりと圧を届かせるエフルラージュについてお話しします。ロッキングからエフルラージュ、そしてスクウィージングへとつなげていく流れの中で、それぞれどのような感触を確認すべきかを解説していきます。

ぜひ動画も併せてご覧ください。

ロッキングからエフルラージュへ

ロッキングを行うと、身体がすごく緩んで、背中が赤くなり、血液の循環が回復している様子が分かります。そうすると、この後のポイントワークに入っていくのが本当に楽になり、指も助かります。

そこから、まずは掌を使ったエフルラージュに移ります。脊柱起立筋群には、思いっきりこのエフルラージュが使えます。

拳を使ったエフルラージュ

次は拳に持ち替えて、片方ずつ、90°の方向でのエフルラージュを行います。この時には、ロッキングの時と同じように手根を使います。

ですので、このときただつるつる滑っているだけの感じではなく、筋肉に手根からしっかりと圧が届いている感触を確認してください。もちろん手前側も、同じようにエフルラージュすることができます。こうすることで、棘筋と最長筋、というよりは長六筋に対して圧をアプライすることができます。

つまんでスクウィーズする

この後に位置を変えて行う際は、しっかりつまんで持ち上げるぐらいの感覚で行ってください。指が密着していることを確認してください。気楽な感じの軽やかなスクウィーズでは、ここには効きません。

ぎゅーっと本当に絞るような、レモンの最後の汁をぎゅーっと絞るような、そういうスクウィーズが必要です。

今は大体真ん中の部分を行っていますが、少し下部の方に向かってつまむ方法と、少し上部の方に向かってつまむ方法があります。たったこれだけのことですが、手の角度が違うことで、つかみやすい部分が変わってきます。

例えば、右手の場合はこのポジションだと、後頭部に近い方の掴みがうまくいきます。左指の場合は少し角度がついているので、頸椎、そして胸椎側に向かっていく下位の部分が掴みやすくなります。こうやって少しずつ移動しながら、全体をスクウィーズしてみてください。

まとめ

脊柱起立筋群へのエフルラージュは、ロッキングで十分に緩めたあとに行うことで、ポイントワークへの移行がスムーズになり、施術者の指への負担も軽減されます。掌から拳へと持ち替えながら、手根を使って筋肉にしっかりと圧を届かせる感触を意識することが大切です。

さらに、つまんでスクウィーズする際には、軽やかな動きではなく、レモンを絞るようなしっかりとした力でアプローチすることが効果を生み出します。手の角度を少し変えるだけで、後頭部側や頸椎・胸椎側など、つかみやすい部分が変化することも意識しながら、全体に丁寧にアプローチしていきましょう。


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