こんにちは。MTI(マッサージセラピー・インスティテュート)学長の國分利江子です。
前編では、身体に吸い付くエフルラージュの基本技術について詳しくお伝えしました。力を入れず、呼吸と動きをシンクロさせながら、吸盤のように身体に密着させる。この基本があってこそ、質の高い施術が可能になります。
後編では、機能改善を目的としたディープティシューのエフルラージュと、MTI独自のBMSボディメカニクスが生み出す特別な密着力について詳しく解説します。
ぜひ動画も併せてご覧ください。
機能改善のためのディープティシュー エフルラージュ
機能改善を目的としたしっかりとしたディープティシューのエフルラージュでは、リラクセーション用とは異なるアプローチを取ります。スピードを少し早くして、施術する場所を少しずつ変えながら進めていきます。
特徴的なのは、身体を斜めに横切りながら施術を進めることです。この斜めの動きによって、筋線維の走行に沿ったより効果的なアプローチが可能になります。また、右手と左手を少しずらすような形で施術することで、時々味わいが変わり、より立体的に深部の組織にアプローチすることができます。
掌のエフルラージュと密着力の本質
ここまでお伝えしてきた掌のエフルラージュにおいて、最も重要なのが「密着力」です。しかし、この密着力には大きく分けて2つの種類があり、その違いを理解することが非常に重要です。
オイルに助けられた密着力
一般的に、オイルをたくさん使っている施術者が言う「密着力」というのは、オイルの層、つまりその厚みに助けられて手がピタッと吸い付くというものです。オイルの滑らかさによって、つるつるとすべるような密着感を得ることができます。
BMSボディメカニクスが生み出す密着力
一方、BMSボディメカニクスで作り出す密着力は、全く異なる性質のものです。この密着力は、セラピストの身体で圧を作り出し、しっかりと圧をかけることで実現します。
クライアントの身体とセラピストの掌や拳、前腕が一体化することで、その接触面が真空状態になるのです。これは、オイルに助けられてすべる密着力とは全く違う、赤外線がグーっと入っていくような独特な密着力です。
世界唯一の特徴
この密着力について、私は世界中の様々な場所で、素晴らしい先生方のオイルマッサージや施術を受けてきました。しかし、このBMSボディメカニクスが生み出す密着力を、どこでも体感したことはありません。
これが、武術をしっかりと取り入れて創られたBMSボディメカニクスの、世界で唯一の特徴であり、素晴らしい圧だと確信しています。単なる技術ではなく、身体の使い方、エネルギーの伝え方が根本から異なるのです。
習得のための心構え
この技術をしっかりと身につけていただきたいのですが、大切なことがあります。それは、力を入れすぎなくていい、頑張りすぎなくていいということです。
最も重要なのは、集中力です。心を静かにして、集中してこの圧を作ってみてください。力任せに押すのではなく、自分の身体全体を使って、クライアントの身体と一体化するような感覚で圧を作り出していきます。
武術の精神と同じように、力ではなく、心の在り方と身体の使い方によって、この特別な密着力は生まれるのです。
まとめ
エフルラージュは、単なる表面をなでる手技ではありません。特に、BMSボディメカニクスで作り出すエフルラージュは、セラピストの身体で圧を生み出し、クライアントの身体と一体化することで、真空状態のような独特の密着力を実現します。
この密着力は、オイルの滑らかさに頼ったものとは全く異なり、赤外線が深く入っていくような、世界中どこでも体感できない特別なものです。これは、武術をしっかりと取り入れて創られたBMSボディメカニクスならではの、世界唯一の特徴です。
ディープティシューのエフルラージュでは、スピードを少し早め、身体を斜めに横切りながら、場所を変え、両手をずらすなどの変化をつけることで、深い組織への効果的なアプローチが可能になります。
この技術を習得する際は、力を入れすぎず、頑張りすぎず、心を静かにして集中することが何より大切です。この心構えによって、BMSボディメカニクス独自の素晴らしい圧を体現できるようになるのです。
MTI(マッサージセラピー・インスティテュート)のご案内
私が学長を務めるMTI(マッサージセラピー・インスティテュート)では、アメリカのニューヨークにあるスウェディッシュ・インスティテュートで学んだマッサージセラピーを教えています。これは運動療法から発展して機能改善を目的としたアメリカ発のオイルマッサージです。このスクールには、不調の原因を理解し、お客様一人一人に合わせた質の高い施術をしたいという方が入学されています。
詳細については、ホームページやLINEでご確認いただけますので、興味をお持ちの方はぜひご連絡ください。皆さんのキャリアの新たな一歩をサポートできることを楽しみにしています。
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