こんにちは。MTI(マッサージセラピー・インスティテュート)学長の國分利江子です。
今回は少し視点を変えて、「自分とは何者なのか」という根本的な問いについてお話ししたいと思います。日々の施術やセラピストとしての在り方にもつながる、大切な考え方です。
ぜひ動画も併せてご覧ください。
「私」とはどこにいるのか
「私って誰ですか?」「私さんってどこにいますか?」と聞かれたとき、すぐに答えられる方は多くありません。多くの人は一瞬戸惑ってしまうのではないでしょうか。
しかし、これを知らずに生きていていいのでしょうか。私は、これこそ人生において最も重要な問いの一つだと思っています。「私とは誰なのか」「何が私を私たらしめているのか」ということです。
身体という借り物
多くの方は、この身体の境界線こそが「私」だと考えます。もちろん、それも一つの正しい答えです。ただ、身体だけでは説明しきれない何かがある、と感じている方も多いのではないでしょうか。
私たちは一般的に、身体という形を自分自身だと捉えがちです。しかし、身体だけではありません。心もまた、私たちを構成する大切な要素です。この身体という形は、いわば「借りているもの」であり、それ自体も大切に扱うべきものではありますが、それだけが「私」のすべてではないのです。
心の奥にあるもの
では、心とはどこにあるのでしょうか。身体の中にある感覚もあれば、身体の外側にまで広がっているような、もっと大きな感覚もあります。
多くの人は、自分の心について「少し汚れている」と感じているのではないでしょうか。欲深かったり、意地悪だったり、自信がなかったり。そう考えると、自分の中に本当の純粋さなど存在しないのではないかと、悲しくなることもあります。
けれども、心の奥の、さらに奥の、そのまた奥のほうに、何かがあるように感じませんか。私は、そこにあるものこそが「魂」と呼ばれるものではないかと考えています。心の延長線上、心と繋がっている一番奥に、魂という感覚があるのではないかと思うのです。
魂という存在
ただし、心が汚れているからといって、魂は完全に美しく綺麗なものかというと、それもまた違います。魂もまだ完全ではなく、輪廻転生を繰り返しながら磨かれていく途上にあるものだからです。
身体にも、心にも、さまざまな課題があります。それならば、自分の中に本当に純粋なものは存在しないのでしょうか。いいえ、そんなはずはありません。必ずあるはずだと、私は思うのです。
スピリットと宇宙との一体化
魂の、さらにその延長線上にあるもの。それが、いわゆる「スピリット」と呼ばれるものです。ボディ・マインド・スピリットという言葉で語られる「霊性」や「霊」というと、日本語では幽霊など、どうしてもマイナスのイメージを持たれがちです。
しかし、ここで言うスピリットとは、本当に霊的で美しい、形のない存在のことです。何の曇りもなく、何のマイナスもない、純粋な霊的部分という意味なのです。
そして、この部分こそが、大きな宇宙と一体化している場所だと私は考えています。それを宇宙と呼ぶ人もいれば、神様、根源、源と呼ぶ人もいるでしょう。呼び方は違っても、そこは一つに繋がっています。
よく言われる「宇宙」とは、大きな海のようなものです。そして、一人一人の魂は、その海の一粒の水のようなものです。一人一人のスピリットが集まって宇宙を構成している。ここでいう宇宙とは、土星や木星のような目に見える宇宙ではなく、もっと形而上的な、思想的な宇宙のことです。私たち一人一人の魂の奥にある霊的で純粋な部分は、同じ質、同じ物質素材でできていて、その集合体こそが宇宙なのです。
つながりを見出すということ
私がよく「コンセントを差す」という表現を使うのは、この繋がりをきちんと自分の中に見出すという意味なのです。人間としての心の部分だけで一生懸命やっていても、あるいは魂の存在を感じてはいても、魂もまだ今世という個人的な記憶の範囲にとどまっているものです。
今世の自分だけよりは頼りがいがあるとはいえ、魂もまだどこか不確かなものです。前世の苦しい記憶を背負い、前世の課題にも向き合わなければならない存在だからです。今回の人生だけでも大変なのに、過去の記憶まで背負うというのは、簡単なことではありません。
だからこそ、そこをも突き抜けて、本当に純粋で大きな可能性を持つ宇宙と繋がっているのだと、自分の意識の中でしっかりと見出すことが大切です。無限の可能性を持つその場所から、可能性やエネルギーが流れ込んでくる。この繋がりを、自分自身で積極的に発見していくことが重要なのだと思います。
まとめ
私はとても未熟な存在です。まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。それでも、一生懸命さまざまなことに取り組んできました。
ようやくここまで来た時、このスクールの生徒さんたちから「りえこさんって太陽みたいですね」と言っていただくことがあります。もしそれが本当だとしたら、その理由はここにあるのだと思います。
それは私自身の力によるものではありません。もちろん、一生懸命取り組んできたことが素材としてここにはあります。けれども、その素材を主張するのではなく、素材を通しながら、大きなものと繋がっている思いや愛、平和への願い、祈りの気持ちを放射しているからこそ、太陽のように感じていただけるようになってきたのではないかと思うのです。
自分とは何者なのか。身体、心、魂、そしてスピリット。この繋がりを見出していくことこそが、想像以上に自分自身の能力を開花させる鍵になるのではないでしょうか。
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私が学長を務めるMTI(マッサージセラピー・インスティテュート)では、アメリカのニューヨークにあるスウェディッシュ・インスティテュートで学んだマッサージセラピーを教えています。これは運動療法から発展して機能改善を目的としたアメリカ発のオイルマッサージです。このスクールには、不調の原因を理解し、お客様一人一人に合わせた質の高い施術をしたいという方が入学されています。
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