皆さん、こんにちは!
マッサージセラピーインスティテュート学長の國分利江子です。
古代ギリシアでは、万物は『火・風 (空気)・水・土』の四大元素でできていると考えられていました。現代 科学で元素記号は118までありますが、私は、この世界のすべてが4つの元素からできている・・という哲学的な思想に美しさを感じます。
例えば、風は目には見えませんが、その動きによって姿を表します。
そして、まさにそんな抽象的な方法 で、風の時代には「見える世界」と「見えない世界」の境界線が柔らかくなると言われています。
見えない世界にあるものが、見える世界に現れる方法の一つとして『直感』があります。
誰でも、直感を受け取りやすくなったら嬉しいですよね。
風の時代には、固かった思考が柔らかくなり、直感力も高まると言われています。
そして、もっと凄いことに!
私たち人間レベルでの『直感』よりも、遥かにパワフルな『直観』が磨かれやすいのが、風の時代の特徴です。直感が人間レベルのインスピーレーションだとすると、直観は神なる世界の真実が人間に降りてくる ようなパワフルさを持っています。
恥ずかしながら、私の体験からお話しすると、『直感』というのは、よく漫画にあるような頭の中にピカッ と電気がつく感じ。わからなかったことに「そうか! なるほど!」という瞬間、ありますよね。
ところが『直観』となるともう大変!
『直観』が来た時には、逆に言葉を失うくらいインパクトが半端 ありません。
それが、私が直感は人間レベル、直観は神なるレベルからのインスピレーションだと表現する理由なので す。それでは、直観はどんな感じでやってくるのでしょうか。
わかりやすく言うと、まさに『私のど真ん中を稲妻がビビビッと駆け抜けた!』みたいな衝撃。
そして、なんと・・・
駆け抜けるものは『真実』という稲妻なんです。
人間レベルの、人それぞれに都合のいい真実ではなく、唯一無二の神なる『真実』のレベルがあるのだと、 私は初めてこの直感の稲妻が私の中を走り抜けた時に知りました。そして、その真実を、稲妻のような強い 電気的なショックのようなものとして感じ、自分の中に化学反応が起きて、自分が根本から変わってしまっ たような体験でした。
だって、とてつもない真実に出逢ってしまったら、それまでの自分のまんまではいられません!!!
セラピストになった今、解剖学的な観点から考えると、この説明は満更おかしくもないことに気づきまし た。つまり、神経の基本は電気信号の伝達ですから。運命的な強いインスピレーションを受け取ったこと で、脳神経に稲妻が走る・・・って比喩的にあり得るな〜と思います。
それまで通常に働いていた脳波に、もしも、何万ボルトもの稲妻のような『真実の気づき(直観)』が落ちて しまったら、それまでの脳波は壊れてしまい、まったく新しい状態になるに違いありません。Wow! 我なが ら、何という例えでしょう! 面白すぎる_φ(‾ー‾ )
私も、幾度も、そのような直観に貫かれながら、自分というものが根本から変わってしまう体験を続けてき ました。人間から、一気に、神なる存在になることなどないけれど、もしかして、人間はこうやって少しず つ自分の制限を壊して脱皮しながら、新しい人間存在へと進化していくのだろうか・・・などと感じて います。
直観力を磨くのに、辛い修行的なことは必要ありません。ただ自分自身に正直に、素直に、心をひらいて、思考を柔軟にして、明るく、健康に過ごしていくと、そんな瞬間がやって来るでしょう。そしたら迷わずに、 そのチャンスを掴めばいいだけ。
ですから、これは、特別な人にだけ与えられる特殊能力のようなものではありません。人が、人として生き ていく中で、誰にでも自然に与えられていて、そして、ひらかれる力です。風の時代には、見える世界と見えない世界の境界線が柔らかくなるので、どんどんそのチャンスが広がります。Yahoooooo~☆
読んでくださっている方から「なんか面白そうだね。具体的にどういうこと?」という声が聞こえた気がす るので、ひとつ、私なりの例を挙げますね
私が、人生で初めてその大きな真実 (直観) に貫かれて、雷が落ちたような状態を体験してしまったのは、今 は亡き、元 南アフリカ大統領のネルソン・マンデラさんの言葉を聞いた時のこと。
マンデラさんは、アパルトヘイト(人種隔離政策)で27年もの長い間、無実で牢屋に入れられていました。そ して、その事実は長い間、前南アフリカ政府によって隠されていましたが、イギリスのジャーナリストの記 事や映画などで世界中の国に知れ渡り、人権擁護の声が上がり、27年ぶりに釈放されて、黒人初の大統領と なりました。
若き日の、まだ荒削りなハンサムぶりのデンゼル・ワシントンが演じる『スティーブン・ピコ』の映画 『Cry Freedom /遠い夜明け』をご覧になって下さい。これはマンデラさんが牢屋に入ってしまい、次の世 代のリーダーだったピコの実話です。
人種隔離政策で隔てられていた、黒人のピコとイギリス人のジャーナリストとの友情の物語でもあり、アパ ルトヘイトの存在を広く世界に伝えた実話の映画化をしたリチャード・アッテンボロー監督には心から脱 帽~(‾∇‾)☆ 主題歌のジョナス・クワングワの音楽を聴くと、いつも、鳥肌がたちます!
日本ではまだ馴染みがないかもしれませんが、この Massage Therapy 技術を用いて、
“ヘルス・プロフェッショナル” という新しいセラピストの領域にあなたも踏み出してみませんか。
あなた自身の自己実現と、あなたのお客様となる方々がより健康で生き生きとした日々を送れるように、そんな人たちがたくさん増えていくことを願っております。
話を戻しましょう。
私は、マンデラさんの言葉を聞いて、稲妻に貫かれてしまったのです。
50年近くも続いた白人支配の中で、27年も牢屋に入り、彼の家族や仲間が数限りなく殺戮されていたのです。そして、ある日突然、思いも寄らない時代のページが開かれて、アパルトヘイトが幕を閉じ、世界が拍手喝采でマンデラさんを讃え、南アフリカ初の選挙(黒人に初めて選挙権が与えられ) で大統領に選ばれたのですから。。
その時、私は、彼が南アフリカ共和国で初めて黒人政府をつくって、国を取り戻すのだろうと思っていました。長く虐げられてきた南アの黒人の人々のために、是非そうして欲しい、と。
何の関係もない日本人の私でさえ、そう思っていました。
ところが!
マンデラさんの心は、私の小さな心とは比較できないほどに大きかった!
マンデラさんは 「南アフリカに住んでいる人は、人種を問わず、すべて南アフリカ人である」 と言いました。 そして『レインボーネーション』という言葉で、南アフリカ共和国はすべての肌の色の人々の国であること を象徴する国旗を掲げたのです。
そして、また驚くことに、自分を牢屋に入れていた前大統領のデクラーク氏を副大統領に任命しました。敵 だった人を自分の右腕に迎え入れ、一緒に新しい国を作る・・・マンデラさんの大きな心が至ったその答え に、私は度肝を抜かれました。
人間って、とてつもなく大きな存在なんだ!
『許し』という言葉の意味を、生まれて初めて、行動として、生き方として、見せられた気がしました。このマンデラさんの大きな笑顔と、どでかいハートに出逢ってしまった衝撃。その瞬間に、私の中に稲妻が駆 け抜けて、真実という直観に、私の身体も思考も心も貫かれてしまいました。
『人の心の可能性って、こんなに無限大なんだ! 敵さえも味方にできる。憎しみも友情に変えられる」 そんな真実の心からの行動を目撃してしまった瞬間、私の心も、脳も、もう元には戻れませんでした。
その時、「もう。これを知らなかった、さっきまでの自分には戻れない!」と自覚したのです。自分の中で、 決定的な化学反応が起きてしまった感じ。生まれて初めての感覚でした。
それは『感動』というセンチメンタルなものではなく。まるで、宇宙に真実を突きつけられて・・宇宙が私 に、「こんな生き方の人に会ってしまったら、あなた自身はどう生きるのですか?」と問いかけられたみたいに、とてつもなく荘厳で、有無を言えない状態。
この時、私に訪れ、私を貫いた『直観』。
それは『人間の心というものの果てしない可能性』。
「私は、まだ、人の心の力というものを全く知らなかった」「すべての人間が、マンデラさんみたいにもっ ともっと心をひらいたら、一緒に、凄い世の中を創ることができる!」と。その無限なる力を探究せずには いられない新しい『私』が生まれてしまったのです。それがセラピストになる、と決めた、新たな私の第一 歩。
この2022年から、さらに多くの人が、このような直感に貫かれるようになっていくと思います。これが普通 のこととなって、私たち、どんどん、この人間というものの性質を成長させ、どんな風の時代をつくるのでしょうか。
いつも長くなっちゃう私の渾身のブログを読んでくださり、ありがとうございます ♡m(_ _)m♡
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