2023.06.13

國分利江子筆「犯罪都市で歌う子どもたちから”生きる”を考える」

こんにちは。
マッサージセラピー・インスティテュート(MTI) 学長の國分利江子です。

今日は、みなさんが笑顔になってハート♡に鳥肌がたつような動画、
歌って踊るデトロイト青年合唱団(DYC)をご紹介します。


| 犯罪都市「デトロイト」で生きる

みなさんはデトロイトを訪れたことはありますか?
アメリカ・ミシガン州にあり、かつては「自動車の街」として知られ、アメリカを代表するフォード社の工場があり自動車産業の中心として誇りのある街でした。

しかしその後、失業率が高くなり貧困が蔓延して「犯罪都市」としても知られるようになりました。

この動画の子供達はそのデトロイトの合唱団なのです。

動画の中でもコメントしてますが、
家庭に問題のある子供も多く、学校が終わった後に家に帰れずに路上に群れて、
そこから犯罪グループに自分の居場所を見出して人生を棒に振ってしまう子供も多いのです。

家庭内の問題・・と言いましたが、日本での状況とは(悪い方向で)次元が違います。

家庭内暴力(DV)で、加害者(主に父親)が被害者(主に母親)に日常的な暴力を加えて、被害者が子供を置いて逃げて行方不明になってしまったり。
被害者が反撃して加害者を射殺してしまったり (つまり父親が殺人者で母親が被害者とか)。
親がアルコール中毒/ドラック中毒で子育てを放棄したり。
シングルの親が、同じような中毒者のパートナーを家に連れ込んで同居していたら、その人が子供をレイプしたり。

こんな風に二重三重の問題に発展しているケースも多くあります。

小中学校で遊んでいたクラスメイトの誰かが、大人になって再開した時に、グレているどころでなく、犯罪グループに入って麻薬や銃の売人になっていた・・というのが、TVドラマの話ではなく日常だなんて、日本で暮らしているみなさんには想像もできないと思います。

でもこれは悲しいことに現実であり、私もデトロイトでそんな話を沢山聞いて来ました。

まずは、みなさんも、その子達の気持ちを想像して、ご自分と比較して頂きたいと思います。

 

| 蔓延する犯罪社会の中で歌う子どもたち

合唱団の指導者 ワイト先生は、そんな状況のなかで、
子供達をストリートの犯罪から遠ざけるための方法として、
安全な居場所や仲間を提供し、周りがどんな環境であっても自分の力で生き抜けるようにデトロイト青年合唱団をつくり、20年以上もこの活動をして来ました。

気持ちを抑えきれずにゴールデンブザーを押してしまった司会者のテリー。
実は、彼自身も貧しく厳しい子供時代を生き抜いてアメリカンフットボール選手となった人です。
今ではすっかりテレビの人気者ですが、自身の子供時代と重ねてこの子供達のパワーに感動してしまったのでしょう。

 

私たちのパワーは無限大!

親がどうであろうと、環境に恵まれてなかろうと、関係ない!

言い訳もしない!

ただ一心に自分を信じて、目の前にあることに全身全霊で取り組む!

 

この子供達全員が、自分を信じて今を精一杯生きている。
自分の未来をつくるために闘っている。

 

| さて・・・みなさんはどうでしょう?

自分のために本気で闘っていますか?

自分の心の中の「〇〇だから無理かも」という諦めの心と、闘っていますか?

セラピストとしての夢に向かって、本当にやりたいことに向かって突き進んでいますか?

もしも「勿論そうしたいんだけど、お金が…時間が…家族が…年齢が…
何もやらなければ失わなうものはないし・・・
という方がいたら、気づいてください

何もしない間って実は「ものすごく損をしているんだ」ということを。

何故なら、その時間は決して戻っては来ないからです!

 

敵がいるとしたら、それは、自分の心。
自分の中の弱さや言い訳を、 突き抜けるか、諦めるか。
この動画を見て、良く考えてみてください。

この子供たちは、この後にどんな夢を描こうと、必ず実現しそうですよね。
それは誰にでも簡単に想像できます。

何故なら、彼らは一瞬一瞬を、身体いっぱい、魂いっぱい、全身全霊で取り組む習慣ができているからです。
どんな困難に出会っても、決して言い訳などしないで前に進んで夢を実現する大人になるでしょう。

そして、こんなに精一杯に今できることを表現している、その姿に感動して胸が震えるのです!

あなたはどうでしょうか?
自分に感動するような生き方をしていますか?

動画で「私達 誰にでもワイト先生のような存在が必要だ!」
「たった1人の人が自分を信じてくれることで、自分を変えることができたんだ」
という感動に満ちたコメントがあります。

周囲に犯罪が蔓延しているのに自分を守ってくれる親が居ない・・・
子供としてどんな気持ちのでしょうか。

そこにワイト先生が太陽のように、子供たちを信じてくれた。
歌によって自分を鍛えて、苦しみの中でも生き抜く力を目覚めさせてくれた。

あなたは、自分のために、自分を信じるワイト先生になれるでしょうか?

この子供たちの「嵐の中に稲妻が光る! 」という叫びは、まるで、苦しい現実の中でも、鮮烈な稲妻が走るような自分の激しいエネルギーを歌っているようです!

そして何回も「 Never Give up! 絶対に諦めない!」と叫んでいますが、
これは歌ではなく、自分の心からの叫び。

鳥肌が立ちますね!
どうぞ、この歌を、子供たちの叫びを、何回も何回も聞いて、あなたの心を奮い立たせてください。

そして・・・ 彼らからエネルギーを受け取って、あなたのために行動してください!

MTI の個別相談とプレセミナーに、みなさんのお申し込みをお待ちしています。

【 デトロイト青年合唱団 】
*音響を最大にしてこの迫力の歌を聞いてください。

https://www.youtube.com/watch?v=-qByA4dnnBE